平家物語!奢れる「吉兆」は久しからず!
四方山話必読!平家物語!奢れる「吉兆」は久しからず!
2008.05.29 Thursday
[第328回](中吉)・・・5月29日(大吉)
皆さんも、中・高校の国語の時間に記憶させられたのでは?
古典の中でも「平家物語」は、流れるような最高の名文!
『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を顕わはす。奢れる者久しからず、ただ春の夢の如し。・・・』
余りの口調の良さに、今でも”つい、口ずさむ”!
私が卒業した中・高校時代、”平家”が滅亡した”壇ノ浦”がある下関育ち!地元だから、特に暗記させられた!
中高生の当時は、それほどの感情・感動はなかったが、この歳になり、半世紀を振り返っただけでも、「・・・奢れる者久しからず・・・」である。
過去に繁栄した企業!当初の”社会貢献”という「企業理念」、会社が繁栄すると”奢れる企業”になり、企業理念を忘れ、”営利目的”に走る!
企業ばかりではない。個人も同様、”奢れる者久しからず”である。
過去の大型倒産!「安宅産業」「永大産業」「三光汽船」など
最近の倒産企業!「そごう」「駅前留学NOBA」「コムソン」「協栄生命」など
そして、この度の「吉兆」!
先代社長は、「高級で上質の料理を提供して、お客様に喜んで頂くのが、生きがい!」と言う理念で始まったので、高級料亭の名声は上がり、一挙に京阪神を中心に事業が繁栄した。
ところが、2代目社長からこの理念を忘れ、”営利目的”が先行すると、長年隠された「吉兆オリジナル商品の不当表示」に始まり、今回の「食べ残しの”使い回し”!」が、次々の店舗にも発覚!
正に、『羊頭狗肉(ぎゅうとうくにく)』の諺とおりの”吉兆”!
あの高級料亭が、誠に”破廉恥な理由”で営業不振!そして現社長は、とうとう”廃業”という結末!「”営利”に奢れる者久しからず!」である。
あれほど、「現代の”麒麟児”!」と全国で騒がれ、国会議員の選挙にも出た「ホリエモン」!そして「お金儲けがそんなに悪いのですか?」と、テレビで嘯いた「村上ファンドの村上世彰」!
さらに”天の声;最高で~す”と言っていた「福永法源」!彼は本来の”宗教活動”の理念を忘れ、”足の裏診断”!営利目的の宗教活動で、宮殿を建立、栄誉栄華な奢侈の生活!「奢れる者久しからず」!これらの人、全て逮捕されましたね。
栄華なる生活で、寸前のところで”逮捕”を逃れた「細木数子」!この人の”悪知恵”には、司法官憲も及ばなかったが、「あんた!地獄に堕ちるよ!」と言う口癖は、「あんた!」ではなく、”自分”の”来世の地獄”のことを言っていたのですよ。
彼女こそ、最近の”奢れる者”の代表格だったのです。
歴史に残る聖人・名君は、キリスト・釈迦・弘法大師・孔子・孟子など、全て”質素”で”貧しい”生活!決して”奢れる者”ではありませんね。
「平家物語」の前段は、現代の我々に対しての教訓なのです!
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