ご自分の”家紋”を知っていますか?

四方山話
04 /24 2016
2011.12.21 Wednesday - 00:03 comments(4) -
[第1472回](中凶)・・・12月21日(大吉)

『 皆さん、ご自分の”家紋”を知っていますか? 
最近までは、”冠婚葬祭”の「袱紗(ふくさ)や紋付羽織・留袖・訪問着」には、必ず”家紋入り”の物を使用していたのですよ。男性は男系先祖からの家紋、女性は実家の家紋(女紋)がある着物でしたが、最近では貸衣装が多くなり、この慣習が廃れつつあるようです。
若い皆さんがご存じなければ、ご両親に尋ねて、子孫に伝承して行ってください。これも日本文化の一つです。(最近建立の墓石にも、”家紋”の刻がみられます。)』
 さて、国民的人気のTVドラマ「水戸黄門」も、42年間継続した番組も、19日で最終になりました。
 「・・・これが目に入らぬか!どなたと心得る!先の副将軍、水戸光圀公であらせなるぞ!控えおれ~!」
と、格さんが”葵の印籠”を見せると、「へへぇ~」と悪代官を始め、悪徳商人などが土下座するのを見て、視聴者は心の中で「ホッ」とし、”勧善懲悪”に拍手を送ったのでは・・・?
 でも、この「水戸黄門」の諸国漫遊記は”創作”であって、事実と異なるのは「”諸国”に漫遊などしていない」のですが、それでも国民は信じ切ってしまう。
 それに、もう一つ”疑わしい”ことがあるのです。
 それは、「これが目に入らぬか!」と言って、”葵の印籠”を見せますが、それが、”水戸家の家紋”という証拠にはならないのですよ。
 なぜなら、徳川本家・尾張・紀州・水戸のご三家ほか、親戚の松平家など諸国の21家にも”葵”の家紋を許していたのですから、”水戸光圀”だと名乗っても、"離れて見た"家紋;悪代官などには、その真偽の区別は付かないのです。でも、「へへぇ~」と土下座するシーンに胸が空く不思議な”家紋”の力です。(”葵”の紋は、皆同じように見えますが、実は、微妙に”図形”や”葉の芯の本数”に違いがあったのですよ。)
 実は、私が高校1年生の時、そんな知識がなかったので、私の総本家の蔵に”葵”の家紋入りの「お駕籠・手火鉢・衣桁」などがあり、驚いて伯父に「なぜ、将軍の物があるのですか?」と尋ねたら、伯父は「”葵”の家紋は、なにも将軍家だけではない。これらは、地元の浜田藩松平家の物を、幕末、ご用立て金の担保に頂いたものだ。当藩松平家は、水戸家の分家だから”葵紋”だ。」と聞いたことから、”葵”の家紋は全国にかなり現存していることを、初めて理解したことがありました。(私の家紋は、”丸に剣カタバミ草”で、”剣”が入っているので、先祖は”武家”であったことが、家紋からでも推定できるのです。)
 ところで、この”葵”紋の由来も記憶していてください。
 京都の「葵祭」に見られるように、葵紋は賀茂神社の神紋(二葉葵・加茂葵)で、賀茂氏の家紋から由来しています。その賀茂氏との繋がりが深い三河国の武士団は、葵紋を家紋としてきたのです。これにより三河武士である徳川家が葵紋を使用しているので、「徳川家が清和源氏の子孫ではなく、賀茂氏の子孫ではないか?」との説の根拠ともなっています。
 初めは、徳川家が征夷大将軍となり、徳川幕府を開くにあたり、葵紋の使用を遠慮させていましたが、親族の松平家のほか、苗字が異なる「本多家」や准家門の「鳥取池田家」(後、岡山池田家)のように一部葵紋の使用を許されることもありました。
 皆さんの家に伝わる「家紋」にも、関心を持って頂き、これも日本文化のセンス高揚のために、「水戸黄門」の”葵の印籠”から、今日の話題としたのですよ。

コメント
特に関西では娘は母の紋をつけるそうですね。
私も、母から「桐枝丸(母は女紋と言ってました)」が付いた着物や袱紗等を作ってもらいました。
貸し衣装でも、シールで家紋を変えることができるそうですよ。
華愛 2011/12/21 6:34 AM
家紋について全く知識がなく自身の結婚式の際に恥をかきました。使わないから知らないとは言い訳にもならないと感じました。名字と同様に家紋にもいろいろな歴史と真実があるのですね。
k919 2011/12/21 12:46 PM
華愛さま
 家紋は、約300種の約7000通りありますので、自分の家紋を正確に知っておくことは難しいですが、先祖の物が残っていれば、それを子孫に残すことも大事です。貴女は家紋入りの着物や袱紗を作って頂いたとは、今時、裕福なご家庭で、ご両親の愛情が良く判ります。 
望月岳陽 2011/12/21 9:16 PM
K919さま
 そうです。最近の若い人は先祖からの「家紋」を知らない人が多いので、少しも恥にはなりませんが、貴女が子孫に伝えることは大事ですよ。しかし「家紋」というのは、大名など上流武家には、数種類の家紋がありましたが、現代では、その代表的な家紋が伝承されていることにも、記憶していてください。詳細は「日本の紋章」(著者;渡辺三男)をご覧ください。
望月岳陽 2011/12/21 9:28 PM

gakuyo951

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