”詐欺罪”を知らないとは?
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”詐欺罪”を知らないとは?
2011.07.22 Friday
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11:33
comments(2)
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[第1335回](大吉)・・・7月22日(大凶)
『 実に、呆れましたね。今日の国会質問で「マニフェストを守らない民主党は”詐欺”である。」と、みんなの党「小野次郎」参議院議員が発言していました。』
人の知識というものは、これまた1億2千万人、一人ずつ違いますね。
ですから、少なくとも、専門以外の知識の有無に付いては、一般の人がそれを知らないことで、私は評価をしません。
でも、驚きましたね。
「小野次郎」参議院議員は、東大”法学部”卒で”警察庁”の高級官僚だった方です。法学部で勉強する基本三法は「憲法・民法・刑法」であり、その「刑法」の中でも、”詐欺罪”も重要条文として、当然勉強しているはずです。東大法卒で、それを知らないはずはありません。
仮に、彼が菅総理のように、理系出身なら、私は何とも思いません。
「詐欺罪」というのは、”騙す意思を持って、相手を騙し、財物や利益を得る犯罪”であり、”過失”は詐欺罪にならないのです。
さて、民主党が当初から”国民を騙す意思”を持って「マニフェスト」を作成したことが証明できない限り、”詐欺”という用語は使用できないのです。「マニフェスト」を実行できないのは、①長年、自民党が借金(膨大な赤字国債)をしてきたこと。②予想外の東日本の復旧・復興予算が膨大になること。などが原因です。
このような事情の中で、「マニフェスト」が実行できないとしても、それは”不可抗力”であり、少なくとも”過失”と推定されても、当初から”騙す意思”がないので、”詐欺罪”は成立しないのです。
このような解釈は、法律を知らない一般の方でも、常識的な判断です。
それが、国会での議員発言は、責任を法的(政治的・道義的責任はあり)には問われないことが、憲法で保障されていますが、このような発言をすると、議員の中には弁護士出身の人も多く、人格を落とし、恥をかくだけです。
少なくとも法律用語は、正確に表現しないと、これが国会外での一般人に”詐欺だ!”と言えば、逆に「小野次郎」議員が”名誉毀損・侮辱罪”に問われることがあります。
何のために東大法学部で勉強したのでしょう。実社会で役立ち、社会貢献しないと、その値打ちがありませんね。
「小野次郎」天格9・地格20・総格29
「太郎」とか「次郎」など、極くありふれた名でも、「9」のダブりで非常に”頭脳明晰”で”理性”が働くはずですが、一旦、議員となれば、驕り昂ぶりがあるのか、常識を欠く失言が、国会の中では良くある話です。
昨日の「市橋達也」被告人の判決でも、イギリス女性講師殺人事件で、”殺意”があった”殺人罪”になるのか、”殺意”はなく”傷害致死罪た”になるか?の判断が、量刑上、重要な問題となるのです。
「小野次郎」議員の発言は、”詐欺だ!”という軽率な判断であり、少なくとも長年、刑事事件に従事した警察官僚が、刑法も知らないような発言は許されないことです。このような議員なら、現在の国会議員定数の半分で十分だと思います。
以前のブログにも投稿しましたが、「人を殺した」というドラマのセリフにありますが、”殺意”がなく”誤って石段から落ちて死んでも”「殺した」というセリフが意外に多いのです。
”殺意”がある「殺人罪」と”過失”の「致死罪」とは、明確に区別すべきものと、社会に啓蒙しなければなりません。
私が小学生と中学生の頃、クラスで「あの子のお父さんは、人殺しだ!」と、イジメられていた子が、2人いました。ところが、判決で1人の父親は「正当防衛」で”無罪”、1人の子の父親が「過失致死罪」で”殺意”がなかったので「人殺し」ではなかったと、担任が”イジメ問題”で保護者懇談会の時に、説明があったことを母親から聞いた記憶があります。
法律用語を正確に使用しないと、加害者の”家族の名誉”に係わることがあるのです。つい最近でも、岡山県下の「息子”殺し”」と新聞に記載されたが、加害者の父親は「正当防衛」で”無罪”になった判決がありました。 ですから、司法関係者はもちろんですが、刑事ものドラマの脚本家やマスコミの事件記者などは、当然のこと「刑法・刑事訴訟法」の主要条文くらいは勉強しておく必要があります。
それは、本人と家族の基本的人権を護るために必要なことです。
まして、国会議員は国会で何を発言しても良いのではなく、人権に係わることは”理性”を持って発言して頂きたいですよ・・・。
コメント
国会議員さんの失言が目立ちます。感情的になることが多いようで、議員同士がもっとレベルの高い討論を重ねなければ、私たち国民は不安になります。今回の事例は格数が特に悪いわけではないのになぜだろうと感じておりました。また私も国会議員の人数は半数で良いと感じております。「タレント化」「居眠り」している議員さんなどを「仕分け」し長い目で見た予算削減をすべきだと思います。k919
2011/07/22 4:45 PM
K919さま
民主党も自民党の議員も、失言が多いですね。その際「撤回します。」と謝罪している議員が多いのですが、それは「取り消します。」というのが、正確な用語ということも過去のブログで投稿しました。少なくとも法学部卒なら、当然「撤回と取り消し」の違いも知っているはずです。学生時代にバイトばかりで、的もに勉強していない議員が多いようです。実にレベルが低い議員が多いですよ。国費の無駄遣いであり、議員を半分にすれば、議員宿舎も空き室が多くでますので、それを賃貸住宅に開放すれば、少しでも国の歳入になりますよ。実に、国会では”言葉”の揚げ足取りの応酬ばかりで、レベルが低いですね。望月岳陽
2011/07/22 9:05 PM
ブログランキング参加中です。応援宜しくお願いします。2011.07.22 Friday
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11:33
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[第1335回](大吉)・・・7月22日(大凶)
『 実に、呆れましたね。今日の国会質問で「マニフェストを守らない民主党は”詐欺”である。」と、みんなの党「小野次郎」参議院議員が発言していました。』
人の知識というものは、これまた1億2千万人、一人ずつ違いますね。
ですから、少なくとも、専門以外の知識の有無に付いては、一般の人がそれを知らないことで、私は評価をしません。
でも、驚きましたね。
「小野次郎」参議院議員は、東大”法学部”卒で”警察庁”の高級官僚だった方です。法学部で勉強する基本三法は「憲法・民法・刑法」であり、その「刑法」の中でも、”詐欺罪”も重要条文として、当然勉強しているはずです。東大法卒で、それを知らないはずはありません。
仮に、彼が菅総理のように、理系出身なら、私は何とも思いません。
「詐欺罪」というのは、”騙す意思を持って、相手を騙し、財物や利益を得る犯罪”であり、”過失”は詐欺罪にならないのです。
さて、民主党が当初から”国民を騙す意思”を持って「マニフェスト」を作成したことが証明できない限り、”詐欺”という用語は使用できないのです。「マニフェスト」を実行できないのは、①長年、自民党が借金(膨大な赤字国債)をしてきたこと。②予想外の東日本の復旧・復興予算が膨大になること。などが原因です。
このような事情の中で、「マニフェスト」が実行できないとしても、それは”不可抗力”であり、少なくとも”過失”と推定されても、当初から”騙す意思”がないので、”詐欺罪”は成立しないのです。
このような解釈は、法律を知らない一般の方でも、常識的な判断です。
それが、国会での議員発言は、責任を法的(政治的・道義的責任はあり)には問われないことが、憲法で保障されていますが、このような発言をすると、議員の中には弁護士出身の人も多く、人格を落とし、恥をかくだけです。
少なくとも法律用語は、正確に表現しないと、これが国会外での一般人に”詐欺だ!”と言えば、逆に「小野次郎」議員が”名誉毀損・侮辱罪”に問われることがあります。
何のために東大法学部で勉強したのでしょう。実社会で役立ち、社会貢献しないと、その値打ちがありませんね。
「小野次郎」天格9・地格20・総格29
「太郎」とか「次郎」など、極くありふれた名でも、「9」のダブりで非常に”頭脳明晰”で”理性”が働くはずですが、一旦、議員となれば、驕り昂ぶりがあるのか、常識を欠く失言が、国会の中では良くある話です。
昨日の「市橋達也」被告人の判決でも、イギリス女性講師殺人事件で、”殺意”があった”殺人罪”になるのか、”殺意”はなく”傷害致死罪た”になるか?の判断が、量刑上、重要な問題となるのです。
「小野次郎」議員の発言は、”詐欺だ!”という軽率な判断であり、少なくとも長年、刑事事件に従事した警察官僚が、刑法も知らないような発言は許されないことです。このような議員なら、現在の国会議員定数の半分で十分だと思います。
以前のブログにも投稿しましたが、「人を殺した」というドラマのセリフにありますが、”殺意”がなく”誤って石段から落ちて死んでも”「殺した」というセリフが意外に多いのです。
”殺意”がある「殺人罪」と”過失”の「致死罪」とは、明確に区別すべきものと、社会に啓蒙しなければなりません。
私が小学生と中学生の頃、クラスで「あの子のお父さんは、人殺しだ!」と、イジメられていた子が、2人いました。ところが、判決で1人の父親は「正当防衛」で”無罪”、1人の子の父親が「過失致死罪」で”殺意”がなかったので「人殺し」ではなかったと、担任が”イジメ問題”で保護者懇談会の時に、説明があったことを母親から聞いた記憶があります。
法律用語を正確に使用しないと、加害者の”家族の名誉”に係わることがあるのです。つい最近でも、岡山県下の「息子”殺し”」と新聞に記載されたが、加害者の父親は「正当防衛」で”無罪”になった判決がありました。 ですから、司法関係者はもちろんですが、刑事ものドラマの脚本家やマスコミの事件記者などは、当然のこと「刑法・刑事訴訟法」の主要条文くらいは勉強しておく必要があります。
それは、本人と家族の基本的人権を護るために必要なことです。
まして、国会議員は国会で何を発言しても良いのではなく、人権に係わることは”理性”を持って発言して頂きたいですよ・・・。
コメント
国会議員さんの失言が目立ちます。感情的になることが多いようで、議員同士がもっとレベルの高い討論を重ねなければ、私たち国民は不安になります。今回の事例は格数が特に悪いわけではないのになぜだろうと感じておりました。また私も国会議員の人数は半数で良いと感じております。「タレント化」「居眠り」している議員さんなどを「仕分け」し長い目で見た予算削減をすべきだと思います。k919
2011/07/22 4:45 PM
K919さま
民主党も自民党の議員も、失言が多いですね。その際「撤回します。」と謝罪している議員が多いのですが、それは「取り消します。」というのが、正確な用語ということも過去のブログで投稿しました。少なくとも法学部卒なら、当然「撤回と取り消し」の違いも知っているはずです。学生時代にバイトばかりで、的もに勉強していない議員が多いようです。実にレベルが低い議員が多いですよ。国費の無駄遣いであり、議員を半分にすれば、議員宿舎も空き室が多くでますので、それを賃貸住宅に開放すれば、少しでも国の歳入になりますよ。実に、国会では”言葉”の揚げ足取りの応酬ばかりで、レベルが低いですね。望月岳陽
2011/07/22 9:05 PM
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